【書評】:FIRE 最強の早期リタイア術

こんにちは。
FIRE系の本を読みましたので、書評だけ。
あまり要約しすぎても著書の方に失礼だと思いますので、自分の中で参考になったところだけでも、残しておこうかなと思います。
本の概要
ターゲット
FIRE入門者
支出を削る方法から、インデックス投資を利用した資産形成方法、アセットアロケーションまで、幅広く網羅しているように感じました。
逆に言うと、幅広く網羅しているため、既に知識をお持ちの方には「もう知ってるよ」ということも多いかもしれません。
ダブルインカム・子供なし
いわゆるDINKsと呼ばれる、子供なし共働き世帯が参考になるかと思います。
著者は、子育てをしながらFIREを成功させた訳ではないようです。
子育てをされながらFIREをされた方の話も載せており、十分可能だという結論になっていますが、著者自身が成功させた話ではありませんので、参考になるとは言いづらいと思います。
後述する「地理的アビトラージ」と子育ての両立は難しいのでは?と感じる部分もあります。
著者
カナダでシステムエンジニアとして働く夫妻(クリスティー・シェンさんとブライス・リャンさん)が、30代で100万ドルの資産をつくり早期リタイヤを成功。
その成功体験から導き出された、再現性の高い方法が載っている指南書です。
個人的に参考になった部分
貯蓄率とFIREまでの年数
FIREまでの年数は
年収に左右される訳ではない
60%の貯蓄率があれば
12年ほどでFIREできる
貯蓄率とリタイアの関係

上記は、貯蓄率とFIREまでの年数を計算した表になります。
この表は初めて知りました。
表に収入の表記が無いことからわかるように、重要なのは貯蓄率だけです。
年収が300万だろうが、3,000万円だろうが関係ないってことです。
もちろん、収入3,000万円の人の方が支出を削る余地がたくさんありますので、FIREしやすいでしょう。
ただ、3,000万円の収入があっても、3,000万円使ってしまう人は、いつまでもFIREできないということです。
支出を削るための考え方
支出を減らせば、
幸福じゃなくなる訳ではない
Step1 : 自分を幸せにしない基礎的な支出を削る
支出を削る際、一番最初に手を付けるのはこちら。
支出の中で、生活の質に大きな影響を与えない支出を削る。
銀行の手数料 / 利用していないサブスク など
Step2 : 痛みを伴う支出を削る
次に削るのは、多少は不快な思いをするがいずれ慣れる支出。
※コーヒー代は無駄だから、削れという訳ではない。自分が大切だと思っていたり、削ったところで幸福度が落ちてしまう支出までは削らなくて良い。
仕事のランチを外で買う / 外食 / ジムの会費 など
地理的アビトラージ
物価の低い東南アジアなどで
生活することで支出を抑える。
世界中を旅してもカナダの生活費と変わらなかった
夫妻は、FIRE後に世界中を旅してまわったそうです。
それでも、支出はカナダで生活していたよりも安く済んだようです。
東南アジアなどの物価が安いエリアに滞在する時間を増やすことで、結果として支出が減っていたようです。
リーマンショックのような、保有している財産の評価額がガクっと落ちてしまうことがあっても、物価の安いエリアで過ごす時間を増やすことによって支出を抑えることが可能。
子育てしながらは厳しい気が…
地理的アドビラージについての個人的意見となってしまいますが、世界中を旅しながら、子供を育てられてますでしょうか?
自分は無理だなと思ってしまいます…。
倹約家が一番再現性の高いルート
オプティマイザー(倹約家)が
一番再現性の高い方法
経済的自由を達成する3種の人間がいる。
その中でも、オプティマイザーが一番再現性の高い方法。
3種の人間とは?
オプティマイザー
執拗に支出を抑えて財産を築く人。
この本の著者
ハスラー
お金を稼ぐ能力が高い人。起業家。
イーロン・マスク や スティーブ・ジョブズ
投資家
年利20%以上のリターンをたたき出す投資家
ウォーレン・バフェット や ベンジャミン・グレアム
高い再現性を持つオプティマイザー
ジョブズの伝記を読み、同じことをしても、ハスラーとして成功できる訳ではない。
また、バフェットと同じ銘柄を所有しても、投資家として成功できる訳ではない。
一方でオプティマイザーは再現性が高いため、本質的に同じことをすれば成功する可能性が高い。
まとめ
貯蓄率を上げる
×
インデックス投資でコツコツ増やす
= 王道
本書で紹介していることは、FIREの王道中の王道。
ダブルインカムで収入を増やし、支出は可能な限り抑える。
そして可能な限り貯蓄率を上げる。
残った資金をインデックス投資でコツコツ増やしていくというやり方です。
FIRE系のブログなどを読んでも、多くの場所でこの方法が語られているので、やはり再現性の高いルートなのでしょう。
私のような突出した才能が無い人間は、王道ルートを真似して行くしかないなと感じる1冊でした。
私のように、これからFIREを目指して行こうと試みている方の1冊目にオススメですね。




